横田友好祭行ってきた パート2
さて、続きです。
KC-135ストラトタンカー。成層圏の油売り…じゃなくてガソリンスタンドってトコでしょうか。
B707とB737のキメラの様な機体で、なかなか大きい機体ですね。
前から。愛嬌ある顔してますね~
空中給油には大きく分けて二種類あり、プローブアンドドローク式とフライングブーム式に分けられます。こちらはフライングブーム式。
このアーム部分が下へ降りてゆき、機体の給油口と接続することで給油を行います。先っぽについている羽は文字通り翼で、アーム全体の安定化と姿勢制御を行います。
エンジン部分を後ろから。飛行機にこんな近づいた事など無かったので、かなりテンション上がってます。
機体下部の旅客機で貨物室に当たる部分は全て燃料タンクになってます。上の所謂客室部分は人員、物資または追加の燃料タンクを積むことが出来るスペースとなっています。なのでタンカーのKと輸送機のCが名称についてるわけです。
なんと、アメリカ軍の展示機体のほぼ全ては内部公開までされてます。
すごいぞアメリカ軍、もうちょっと頑張ってくれても良いんじゃないか航空自衛隊。
ここが多目的に使用できる部分ですね。猛暑日というのも合わさって、機内は熱気がこもってます。コックピット見学のため、機内で長蛇の列が出来てましたが、そんなのお構いなしに機体後部へ。
フライングブーム式の給油装置は、アームを給油機側のクルーで操作して接続します。ここはその操作席。写真では広そうですが、実際は凄く狭いです。中央のマットにうつ伏せになりながら操作するのですが上があまりスペースがなく、恰幅のいい人が入ると出られなくなりそう。
機内はフラッシュ焚いて撮影していたのですが、手前にピントが合ってしまってる写真多数…。
てっきりモニター観ながら操作するものと思っていたため、うつ伏せで肉眼確認の操作方法に驚きました。
機体後部にあったもの。何なんでしょうか、これ。この下に先ほどのクルーのうつ伏せスペースが在ります。
酸素ボンベとその計器。アメリカ軍の殆どの機体で使われてる酸素計器だったりします。A-10とかF-15とか、F-16等の戦闘機のも同じデザインですね。
って、機体後部に山積みとなっていたのは酸素ボンベでしたか。
緊急時の降着装置の手動操作ハンドル。機体床のどこかに差し込んでクルクル回すと足が出ます。
機体側面の扉は開きっぱなしでした。翼の上にも出れたのですが、注意されそうなので我慢します。機内の熱気が凄く、外にでるだけで気持ちよかったです。
そこから後ろを。垂直尾翼から伸びてるワイヤーみたいなものはアンテナ。長距離通信が行える短波を受信するにはアンテナが長くないと受信できないので、機体の大きさを活かしてこの様な配置になってます。昔のレシプロ戦闘機などでも良く見られる配置ですね。
コクピット見学の行列が凄い事になっていたため離脱しました。熱気ムンムンの機内で行列は勘弁。
機体乗り降りの足場を作ってくれてる車です。フォード自動車製でした。
機体下部前方には、この様な機器が取り付けられてます。給油体制に入るとランプが付き、給油を受ける側の機体に給油可能位置を知らせる為のものです。
パイロットの搭乗口でしょうか。それとも非常口?
さて、こんな感じで終了です。ちなみに赤い紐がぶら下がってるのがピトー管。機体の対気速度を計測します。対地速度というのも在るんですが割愛。
次回に続く。