sofyukiの日記

名前に意味はないのよ? 

横田友好祭行ってきた パート12 E-3(艦これでも、ゲームイベントでも無いよ!)

 ご飯を食べて、英気を養った所で

 E-3の体験搭乗にならびませう。

ちなみに、この機体の周りだけ警備の人が常時居ました。アタッチメントフル装備に、弾倉つきのM4カービン。陸自普通科部隊より装備良い気が(笑)、流石アメリカ。

 

 Airborne Warning And Control System(早期警戒管制機)という機種で、現代の航空戦に無くてはならない重要な機種でもあります。エースコンバットやってる人には、スカイアイとしてお馴染みのアノ機体ですね(但し、ゲーム中に登場するのはE-3ではなく航空自衛隊のE-767)。直訳で空の目となりますが、正しくそんな感じの機体となっております。

 第二次世界大戦で使用された新兵器であるレーダーは、瞬く間に必要不可欠な存在へと進化していきます。レーダー網からの情報を元に、友軍機を誘導して空中戦を行うというシステムが二次大戦の序盤には既に出来上がってました。戦後、早期警戒機と呼ばれる機体が登場しますが、これはレーダー網の役割を果たす機体で、友軍機の誘導を行うのは他の場所でした。機体の物理的容量からレーダー用の機材と保守人員、運用を行う人員を載せるのが精一杯だったからです。

 そこから、かつてのレーダー網&誘導という能力を1つの機体に詰め込んだものがE-3Sentryです。B707を母体として開発され、余裕のある機内には高度な電算装置と人員を載せることが出来、長時間の飛行が可能です。中国やロシアにもこの手の機体は存在しますが、E-3をパク大いに参考しているのは言うまでもないです。

 

  この80-0139番の機体は、元々E-3Aとして生産され後日C型相当の改良が行われたタイプです。背中に背負ってる円盤みたいなレーダーがAN/APY-1からAN/APY-2となったのが大きなポイントでしょうか。

 

 AN/APY-2をアップで。本体は白い部分で長方形のレーダーですが、空気抵抗から黒いレドームがついています。両面がレーダーではなく、片面がレーダーでもう片面がIFF(敵味方識別装置)アンテナとなっています。これがくるくるまわることで、全周の捜査を行います。ただ、相当強力なマイクロウェーブが放出されるそうで、国土交通省が地上でのレーダー走査を禁じてます。フェーズドアレイなので、集中走査すれば人間なんかでは一瞬でお陀仏でしょう。探知距離は約800km、東京上空から広島上空の機体が探知出来る性能ですね。

 

 長くなりましたが、機体見学行ってみましょう。各国空軍内でも機密性の高い機種なので、内部見学できるとは思いもしませんでした。凄いぞアメリカ、もうちょっと頑張ってくれても良いんじゃないか航空自(ry

 ちなみに、側面で出っ張ってるのはESM装置。敵のレーダー波等をキャッチして、分析する装置です。

 

 ここから見ると、レーダーの大きさがよく判るかと。

 

 機首方面。今までの写真で気づいてもらいたいのが、窓が全くない点。深夜のイカ釣り船よろしく盛大に電磁波を出しまくるので、極力開口部を減らしてあります。コクピットの窓も電磁波対策の施された特殊な物を使っているそうな。

 

 ESM装置をアップで。大分年季入ってます。

 

 扉の側面を。他の機体よりも厚くなってるらしいですが、旅客機とか乗っても扉なんて注目しないのでよく判らず。

 

 今回初にして唯一のコクピット写真。グラスコクピットのグの字も無いアナログ計器。

 

 機体前方から後部の写真。客室部分まで電子装置が置いてあります。貨物室部分も電子機器の山なんでしょうね。

 

 色々コンソールとか機械とか置いてありますが、よく知らないので割愛。

 この写真は前方に向かって撮影したものですね。

 

 早期警戒管制機の管制を行う部分でしょうか。沢山のイスとコンソールが並んでます。

 

 その一番後ろ、独立してこんな席が。例によって詳細不明です…。

 

 機体後部から前方の写真。こうして見ると、20人近い人員が10時間以上作業するには少し狭い感じがします。

 

 写真とっていい?と質問したら、ポーズとってくれた米兵さん。見事に逆行(泣)。外からの写真では、翼の上辺りの扉が開いていたのでそこでしょうか。

 

 取り敢えず、撮った写真は載せときます。説明は無理ですがね(笑)。

 

  米軍機おなじみ酸素メーター。

 

 機体後部には、こういった休憩スペースがありました。E-3は無給油で11時間飛行可能なので、管制官の休憩とかに使われるんでしょうか。

 

 機内サービスもあるようで。簡単な食事とコーヒー飲むことは出来るそうです。飲み物は流石にコンソール周辺には持ち込めないでしょうけども。

 これで機内見学は終了。良いもん見させて貰いました。

 

 さて、降りてきました。こういった哨戒関連の機体はあんまり良く知らないので、内部見学も、なんかよくわからないけど凄いという、そこら辺の小学生みたいな感想しか出てきませんが、まあいいや。

 

 次回へ続きます。