sofyukiの日記

名前に意味はないのよ? 

よこすかYYのりものフェスタ2014!パート2「てるづき」

 さて、次だ!

 

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 次は手前の「てるづき」をば

 

 

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 あきづき型護衛艦艦の2番艦として建造されたDD-116「てるづき」。

2013年3月就役の新鋭艦で、海自最新のタイプです。

全長150m、基準排水量5000tの船体は汎用護衛艦として最大級。

 前回の「ゆうぎり」が全長130m、基準排水量3500tなので、大きさから大分違います。艦橋と艦尾に搭載しているFCS-3A多機能レーダーが特徴的ですね。一見するとイージス艦のようにも見えます。一部メディアでミニイージスという名称で呼ばれてたこともありました。イージス艦はイージス武器システムを搭載した戦闘艦なので、ズレた名称ではあるんですが。

 

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 分かる範囲で書いてみました。間違ってる可能性大。

「ゆうぎり」に比べて艦橋部分がかなりスマートですよね。

多機能レーダーが何で大小2つ付いているのかは後述します。

 

 続いて、武装の紹介です。

上の画像の艦首に見えてる砲塔がMk.45 5インチ単装砲です。5インチですから、127ミリですね。

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人の大きさから、砲塔の大きさがわかるかと。

 62口径なので、砲身だけで7m以上あります。なかなかの迫力。

発射速度は毎分18発前後ですが、射程が24キロあります。アメリカ製の新鋭艦などに搭載されている砲システムなのですが、対空より対地用の砲みたいですね。

 

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 Mk.41 VLS

 近年の戦闘艦に於いてほぼ必須の戦闘装備がこれです。

 Vertical Launching Systemの略で、垂直発射装置ですかね。フタが沢山付いているのがわかります。その一つ一つ、たてにミサイルが格納されており、弾薬庫、発射装置を兼ねているというのが特徴です。

この中に、07式垂直発射魚雷投射ロケットそしてESSMが搭載されています。

 07式垂直発射魚雷投射ロケットは、「ゆうぎり」のアスロックを垂直発射出来るようにしたようなもので、国産の装備となってます。詳しくは知らないのですが、アスロックと比較すると、飛翔速度と射程が伸びている模様。

 ESSMは、Evolved Sea Sparrow Missileの略で、発展型シースパローと言われます。

名前から判るように、「ゆうぎり」のシースパローの発展型です。VLSは蓋1つを1セルと呼び、基本1セル1発が格納されています。この「てるづき」は32セル容量があるのですが、ESSMは1セルに4発搭載でき、30~50キロの射程があります。

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 さて、FCS-3A多機能レーダーの写真。

 右の大きい方がCバンドレーダー。ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」にFCS-3が搭載されていたのですが、探知距離が短かいという欠点がありました。FCS-3Aではガリウム・ナイトライドをレーダーの素子に用いたことで出力が3倍になり、探知距離の改良が出来たそうです。ハイ、よくわかりません。

 左の小さい方がXバンドレーダー。主にESSMのイルミネーターとして使われている模様。簡単に言うと、ミサイルの誘導装置ですかね。

 だから2つのレーダーがひとつの面に混載しているわけです。

 

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 次は90式艦対艦誘導弾。「ゆうぎり」と同じく反対側にも、もう1つ発射機があります。80式空対艦誘導弾として、航空自衛隊が使用していた対艦ミサイルを元に、開発した対艦ミサイルですね。ハープーンミサイルと共通化が図られており、混載も可能だそう。もしかしたら、「ゆうぎり」の対艦ミサイルもコレが搭載されているかもしれませんね。

 射程は150~200キロで、最大8発搭載。例によって唯一の対水上の兵装です(主砲を除く)。画像では3×2で6発搭載状態。

 

 そして、HOS-303 3連装魚雷発射管が搭載されているのですが、撮影に失敗(泣)。

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ということで再度、「ゆうぎり」のHOS-302Aの写真をば。コイツの改良型となります。

 

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 後部飛行甲板より後部艦橋

 FCS-3Aレーダーと中央にCIWS、その手前は艦載機の着艦誘導灯でしょうか。

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 格納庫部分。下にある装置は着艦用の器具。艦が揺れてても安全に着艦出来るよう、ここに固定して引きずり下ろすような方法を取ります。

 左の小さい開口部は、泡の噴射装置ですかね。航空燃料は燃焼すると非常に危険なため、消火用として備えてあると思われます。

 

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 火気厳禁の文字…の周りのパイプ等。「ゆうぎり」でも見られますが、全てのパイプに移送方向と色が振ってあります。ダメコン用ですかね。

 また、左下のランプ、白色の隣に濃い色のランプが消灯状態でありますが、夜間用の赤色灯ですね。切り替えられるよう、殆ど隣に並んでランプが設置してありました。

 

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 側舷通路より一枚。消火栓ですね。洋上で火災が起きるというのは最悪の事態ですので、至る所に消火栓があります。

 

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 超厳重な扉。何処のロックが掛かってて何処が開いているのかわからなくなりそうです。内側には一気に解除するハンドルとかあるんでしょうか?

 

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 前部甲板より艦橋を一枚。この中で左舷の(ry

CIWSの位置が、「ゆうぎり」では左右に対して、「てるづき」は前後にあります。この配置はあさぎり型護衛艦の次級、むらさめ型護衛艦より採用されている配置のよう。

 

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 艦橋のレーダー面下部に付いているこの機構。

ここからビームを出す、超長距離攻撃用の海上自衛隊最新兵装…ではないのは確かです。

すみません、わかりません。

 

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 5インチ砲の砲弾と炸薬。教練用と書いてあり、実弾ではありません。ただ、そこまで大きく感じません。フネがデカイからでしょうかね。

これが25キロ離れた場所にある程度狙って落とせると言うんですから凄い話です。

 

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 ここで高速起動艇の展示があるとの案内放送が。颯爽と駆け巡る機動艇、カッコ良かったです。

 

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 下船して正面より。

 平成25年度予算より、あきづき型護衛艦の次級が計画されており、5500トン級として25DDと呼ばれております。あきづき型を改良、発展したような艦艇になるとされることから、今後の汎用護衛艦はこの様な形になってゆくのでしょうか。

 

 次は横須賀港の写真でも。