富士学校開校60周年記念行事富士駐屯地祭 パート5 訓練展示
えらく放置していた富士学校60周年記念行事、半分忘れてましたが地味に終わっていなかったので続きをば。
観閲行進終了後、音楽隊の演奏があり、その後に訓練展示が行われます。敵部隊接触から制圧までの、一連の過程をグラウンド内で行うというもの。空砲による射撃も行われます。
ちなみに私、空砲と高を括っていたら、本気でビビりました(笑)。
偵察ヘリ、OH-1によるフライトの後
UH-1による斥候部隊の投入。
偵察オートバイの部隊や
87式偵察警戒車がやってきました。
これで敵の位置、戦力を把握するというシナリオ。
エリコン製25mm機関砲の発砲もありました。50m前後しか離れてないので、凄まじい迫力。
そして、帝国のマーチ流しながらやってきたAH-1。なんかもう、完全に悪役です。敵役の部隊に向けてミサイル発射!…するわけない。音だけです。
アグレッサー(敵)役の74式のみなさん。今年40年のご老体ですが、訓練ではボコボコにされます(笑)。
特科部隊による火砲、203ミリ自走りゅう弾砲とFH-70 155ミリ榴弾砲がやってきました。
発射準備完了。ここで再三、「大きな音がします。耳の保護には十分にご注意下さい」とのアナウンス。所詮空砲、大したことない、と思っていたら
本気でビビる。どれ位って言えば、カメラ落っことしそうになる位。僕が居たのはグラウンドの外縁の直線部分だったので、火砲からは100m程度離れていたんですが、火砲の裏辺りに居なくて良かったと安堵。
その後、突撃する陸自部隊。特科部隊による援護のもと、90式戦車と92式地雷原処理車がやって来ました。
疾走する90式。50tの巨体に似合わず、凄まじい突進。本州で90式の戦闘機動は、ココか総火演位でしか観られないのですが、カッコ良かったですね。
というか私、動いてる戦車はココに来て初めて見たのですが、エンジン音が腹に響きます。やっぱ戦車はいいですね。
地雷原処理車と90式、その背後に203ミリ自走りゅう弾砲。地雷原処理車でルートを強制作成、砲兵の援護を受けながら戦車部隊が突撃というシナリオ。
90式の空砲は、炸薬が減らされているためそんな大した音はしません。
敵の反撃。
74式の空砲が一番ビビりました。炸薬量が実弾と同量っぽい上、右手の部隊とは全く関係なく発砲するため、常に不意打ち食らってビビってました(笑)。
こっちも負けじとドーン。一応、大砲に関しては発砲時に赤い旗が立つのですが、そんなもの確認する余裕ナシ。
真打ち登場!とばかりにやってきた10式戦車。
驚いたのは、車体の動揺の少なさ。同じ第三世代に属している90式と比べても、一目で判るほど滑らかに機動します。地面の上を滑っている、という表現が最も適当だと思いますね。すごいぞ、アクティブ・サスペンション。
90式の発砲。
下の写真、右に見えるのは96式装輪装甲車ですね。90式と重なって、砲塔あるように見えますが。
敵弾を食らって、乗員が負傷したという状況。
なんかもう、硝煙で煙いです。えらいことになってます。
この辺りで、なんとなく発砲のタイミングが掴めるようになり、そんなにビビらなくなりました(笑)。…相変わらず、74式の不意打ちには毎回ビビってましたがね。
上述の負傷隊員を後送するため、機銃による援護。
後送用の96式装輪装甲車で運ばれてゆきます。写真右に見えるのがそれ。
10式の発砲。空砲音の迫力では74式>90式>10式>と、新しいほど音が小さいですね。
人員救出と平行して、奥のほうで戦車橋の設置が行われてました。
ドカドカ発砲する各装備により、敵の兵器は無力化という感じ。実際は74式が撤退して行きました。
実はこの辺りで89式戦闘装甲車による突撃もあったんですが、撮影失敗(泣)。初夏にもかかわらず曇り空&高所というコンボで、非常に寒いのです。半袖半ズボンという格好も祟って、暫く撮影どころでは無くなってました(笑)。
敵陣地制圧の為、普通科部隊の装輪装甲車が突撃。
発砲しつつ、敵陣地制圧。
その後、後退してゆく敵に対して、戦果拡大のために追撃を行います。
ヘリコプターと地上部隊の突撃。訓練展示のクライマックスのようで、全車進んでいきます。
…と、ここで停止。訓練展示終了です。
現実では、これほどの部隊密度で攻撃は行わないのですが、それ故になかなかの迫力でした。良い物観させてもらいましたわ、ホント。
さて、イベントは終わり。次は、私がココに足を運んだ理由の一つへ行きましょう。